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2012年08月18日

出来る事と出来ない事

出来る事と出来ない事

受傷してから丸4年。
暮らしの中で、まだまだできない事だらけです。

左手の握力や腕の力がないので、おふきんをキュッとしぼることができまでん。
なのでウエットティシュの出番が多いのです。(エコでなくてごめんなさい)

お茶碗を持って食べることも出来ません。お鍋を囲んだ時などもお椀はテーブルに置いたままです。
そんな時は、「まだ左手がちゃんと動かないから置いて食べちゃうけど、お行儀悪くてごめんね」と言います。

イタリアンを食べに行って、パスタを食べる時もスプーンンは使わずに、右手のフォークだけで食べます。
初めは大変でしたが、意外に慣れるものです。

ナイフとフォークで切らなくてはいけないものは、注文時に「手が悪いので切って持って来てもらえませんか」とお願いしすると、
ちゃんとそうして持って来てくれます。

4年目にもなると、まだ何が出来ないのかがわかっているので、それなりに対応が出来るようになりました。


まわりの人(家族や友人)も理解してくれています。

バケットが出てくると「ちぎろうか」と友人が一口サイズにちぎってくれます。

杖なしでは歩けないので、「あやぼん、ここ段やで」と気付くたびに教えてくれます。

右手で杖をついているので、左手で重いものは持ってないから、いつも進んでもってくれて、
とても助かります。

私がお世話になっている会社さんのビルのお掃除の“おかあさん”(私はそう呼ばせてもらってます)は、
私が行く時間帯には、ビルの前をお掃除してくださっていて、挨拶をするといつも重いドアを開けてくれます。
いつだったか、「こんなんしたら失礼かしら」とおっしゃるので「いえいえ、すごく助かります」と言ってお礼を言いました。

いろんな方の力をお借りして生活をしています。
今はまだ、お返しができません。
笑顔で「あいりがとう」と言うしことしか出来ないのです。
が、それが肝心なのだと思うのです。
出来ないからやってもらって当たり前・・・ではなくて、ひとつひとつに感謝の気持ちを持たなくてはいけないと思っています。

今日は出来なかったことも、明日は出来るようになるかもしれない。
そう願いながら、日々感謝も気持ちを持って一生懸命暮らすのです。



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Posted by ayazou  at 08:30 │Comments(0)日々のこと

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プロフィール
ayazou
ayazou
〔財)生涯学習開発財団認定コーチでありカウンセラー。
私はゴルフの打ちっぱなし場の3階から1階のコンクリートに転落して大怪我を負う。
「寝たきりか良くて車椅子」と宣告されたが家族・友人・先生の支えと“セルフコーチング”で奇跡的に松葉杖で歩けるまでに復活。
ハンディが残り今も後遺症と闘う日々。だが、この経験を生かしてリハビリ中の方とご家族に向けたコーチング・カウンセリングを進めている。

好きなもの:インテリア、雑貨、お料理、ポンコツの愛車でドライブ