Ａｙａｚｏｕ　Ｓｔｙｌｅ

母が入院した。
昨日の夜中、下血があり病院に行くと「下血性大腸炎」ということだ。

母の体調はもちろん心配だが、もうひとつ心配が私の中で巻き起こった。

車で病院にかつぎ込んだところまではよかった。
が、お腹が痛くて歩けない母をどうしてあげることも出来ない。

左手は握力が4キロしかない上に、肩から肘にかけて金具が入っている私の腕では
支えてあげることもできない。
松葉杖での移動の身体では、車椅子をサッと取りにいってあげることもできない。

なんとか自力で歩いてもらい、診察室へ。



血液検査、レントゲン、ＭＲＩ、などを回ることになった。
車椅子が用意された。
左手は使えない・右手はまつ松葉杖。
まったく役に立たない自分に腹が立つ。

2年前、「気分転換に」と、母が私を車椅子に乗せて外の空気を吸いに連れて行ってくれたのを思い出す。
70歳の身体で、長く外を回ってくれた。
絶対に楽ではなかったはず。
でも、私の為に精一杯頑張ってくれたのだ。

今、私は母の車椅子をおすことができない。
この先、子供として母の役に立つことが何かあるのだろうか？
私に出来ることはあるのか？
ベッドに横になる母を見つめながら悔しくて涙が出そうだった。

普段の生活で最低必要なことは、
時間はかかるが、なんとかこなすことが出来るようになってきた。

　　　生活をすること＝日々リハビリ

母が入院をしている間、ベッドサイドで「私に出来ること」を
時間をかけてじっくり考えようと思う。